悩み
背中や胸の上部に吹き出物ができやすく悩んでいる。最近では、顎のところにニキビがよくできてなかなか治らない。治ってもニキビの痕が残る。吹き出物は20代の半ば頃からできるようになった。皮膚科で大人のニキビと言われた。赤くなったり、膿を生じる時もあり、痛がゆい。冬と生理前にひどくなる。
■全身症状
手足の冷え・顔色が白い・立ちくらみ・抜け毛が多い・疲れ目・皮膚がカサカサ乾燥・憂鬱、イライラ・生理周期が長い、生理前に胸や腹部が張る、生理痛あり・肩こり など。
お薬
①先ず吹き出物の対処に、余分な熱を冷まし、解毒作用をもつもの。
②次に体質改善のため、体の血液とエネルギーを補い、血行を改善するもの。
以上2種類、1か月分で約1万円。
吹き出物を誘発・悪化させないように、甘いおやつ・脂ものなど高カロリーのもの・ 辛いもの・スパイシーなものなどを食べないように注意する。
経過
10日後、吹き出物は治まった。次は吹き出物を生じにくい体づくりのために、体質改善の薬をメインに切り替えて使う。
2か月後、吹き出物はあまり出なくなった。お顔の血色も少し良くなり、肌にも潤いが出てきたように見える。手足の冷え・肩こり・生理痛なども軽減した。
「お薬を飲んでから体調が良いので、しばらく続けたいです。」と喜んで頂けました。引き続き、血液不足などの体質改善にお薬を継続して頂いています。
メモ
空気が乾燥すると火事が起こりやすいように、乾燥肌になると熱を生じて吹き出物ができやすくなります。この方は、手足の冷え・立ちくらみ・疲れ目・抜け毛など、血液不足の症状が多くみられます。血液は全身に栄養を行き渡らせる他、潤す働きもあるので、血液が不足すると乾燥肌となります。吹き出物の対処とともに、予防のために体質改善をして肌の乾燥を防ぐ事が大切です。