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漢方について

第10回 笑う門には福来たる

2009.01.01

 ワァッ~ハッハッハッ!明けましておめでとうございます!

 笑うパンダちゃん ところで、皆さん毎日笑っていますか?最近では、「笑い」にはいろいろな効果があることが報告されています。血流を良くする・脳を活性化する・免疫力のアップ・痛みの緩和など。また、笑いすぎるとお腹が痛くなるように、笑いは内臓のジョギングと言われます。大笑いするといろんな筋肉を使うとともに、ストレスを発散するので笑った後はリラックスした気分になります。笑顔があると対人関係も円滑になります。まさに笑いは、運動不足とストレスの多い現代人に必要不可欠なものと言えます。

 漢方でも、笑いなど喜怒哀楽の感情は内臓の働きに密接に関わるとしています。笑う=「喜ぶ」と考え、喜ぶという感情は「心」と深い関係があります。漢方でいう心には、血流に関する心臓の働きの他に、「こころ」で想う精神活動の役割があるとしています。適度な喜び(笑い)は心のはたらきを良くして、血行を促進するとともに、精神を安定させます。

 ただし、漢方では何事もいき過ぎは良くないとも言います。喜び(笑い)過ぎると気が緩み、ケアレスミスをしたり、極端な例では宝くじが当たって失神・意識喪失など、精神状態の失調も引き起こしたということも。

 それでもストレスの多い現代人は笑顔を忘れがち。笑いは百薬の長、先ずは1日1回笑いましょう。「別に面白い事もないし…」と言う方、作り笑いでも効果があるそうです。歯磨きをする時など、鏡を見ながらニッコリしましょう。笑う門には福(健康)来たるです。

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