漢方では、病気を次の2つに分けて区別しています。気候や環境などからだの外での変化が、人体を障害しておきたものと、体内での異常が原因となっておきたものです。
そして病気の原因(病因)には、からだの外から人体を障害する病因を「外感」(がいかん)と言い、体内の異常を引き起こす病因を「内傷」(ないしょう)と言います。
具体的にいうと、外感には気候や環境の変化があります。これらが病気の原因となる場合に「六淫」(ろくいん)あるいは「外邪」(がいじゃ)といわれます。その他に外傷があります。そして内傷には過労・飲食の不摂生・感情の大きな変化・代謝の異常・先天的な虚弱体質などがあります。
病気のタイプ | 病因 | 病因の内容 |
体外の変化が、 からだを障害した病気 |
外感 | 気候の変化・異常な気候 (六淫・外邪)外傷 |
体内の異常が原因となり 発症した病気 |
内傷 | 過労・飲食の不摂生・感情の大きな変化 代謝の異常・先天的な虚弱体質 |