「中医学」(ちゅういがく)は、中国古代哲学の陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)を基礎においた中国伝統医学の名称です。中華人民共和国の成立後、中国の伝統医学は中医学といわれるようになりました。
日本で呼ばれる”漢方“とは、漢字や漢文のように、中国から伝わった医学という意味からついた日本での呼び名です。つまり中医学が、日本の漢方医学のルーツです。
中医学は人の生理活動・病気について、現代医学・西洋医学とは違う角度で人体を見つめる独自の観点を持ち、そして特徴的な診断方法と漢方薬・鍼灸・気功・薬膳などの治療方法をもつ、1つの体系化された医学です。