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漢方について

夏を乗り切るために 梅雨時から気をつけよう!~お腹が一番大事!

2019.06.07

■梅雨の健康は「湿気退治」がポイント

こんにちは。いかがお過ごしですか?今年の夏は暑くなりそうですね。 梅雨の時期は、体の重さやだるさを感じたり、食欲がなくなったりと体調がすっきりしないことが多くあります。 それは体の内外に余分な水分が停滞することに原因があります。

 


水分は体の潤いを補うのに必要なものですが、湿気の増える梅雨の時期や、
水分を摂り過ぎると、余分な水分が停滞して、むくみ・下痢や軟便・胃腸の不調・体のだるさや鈍い痛みといった症状が現れます。

また、皮膚が弱い人や皮膚の慢性疾患がある人は、皮膚のトラブルを生じやすく、分泌物が多くジュクジュクするなど不安定な状態になります。湿気の多いこの時期、食事や生活の工夫で湿気を追い払い、すっきり元気に過ごしましょう。

 

 

 

 

■食事の養生

冷たいもの・生もの・水もの・脂っこいものをとり過ぎないようにしましょう。

これらのものは胃腸の働きを悪くするので、体の余分な水分を取り除くことが出来なくなり体内に停滞してしまいます。すると、強い倦怠感・疲労感のほか、食欲不振などの胃腸症状が現れます。

ですから、胃腸の働きを補う食材、香りの良い食材、利尿作用のある食材などをとりいれて、余分な湿気・水分を取り除くようにしましょう。

  • 胃腸を元気にする食材 :いんげん豆、ヤマイモ、大豆製品
  • 胃腸を温める食材や香りの良い食材 :しょうが、シソ
  • 余分な水分を取り除く食材 :はとむぎ茶、とうもろこし、小豆、春雨、もやし

 

 

■おすすめの漢方薬

① 雨でジメジメする日に飲んでもらいたいおすすめ漢方薬

勝湿顆粒(しょうしつかりゅう)

読んで字のごとく、湿気に勝つ顆粒!
湿気と冷えを追い払い、体の重だるさ・胃腸の不調を改善する、言わば体の水とりゾウさん(除湿剤)です。

勝湿顆粒

 

② 胃腸の弱い体質の方には

健胃顆粒(けんいかりゅう)・健脾散(けんぴさん)

これらは胃腸の働きを補いながら、湿を取り除く漢方薬です。
胃もたれ・下痢・軟便・食欲不振・倦怠感など生じやすい人にふだんから飲んでいただきたい漢方薬です。梅雨時に下痢や軟便を生じた時には、勝湿顆粒も使うとよいです。

健胃顆粒

 

健脾散

梅雨と夏を乗り切るために、毎日の食事を工夫して、漢方薬を上手に活用しながらジメジメ湿気を退治しましょう。

 

 

 

 

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