先日TVでこの春に体調不良で悩む「春バテ」の人が増えているニュースがありました。どうして春は疲れやすいのか?漢方の知恵を活かして春バテを解消しましょう!
1.春は心身のバランスが乱れやすい
春は就職・転勤・異動・進学など新しい環境に身をおくことにより、気持ちが浮き立つ季節です。しかしその一方で気温の変化や新しい環境のストレスで体調不良を訴える人が多くなり、心身のバランスが乱れやすくなります。
2.春は「肝」の季節
漢方では、春は「肝」と密接な関係があると言われます。「肝」は西洋医学の肝臓の働きだけでなく、血を蓄えてめぐらす働きや、自律神経に関係するイライラ感や憂鬱・頭痛・疲れなどの症状にも関係しています。春は心身のストレスが多いため、「肝」の負担が増えることによる不調が起こりやすくなります。
3.春の不調には「補血」
心身のバランスを保つためには正しい生活リズムが大切ですが、漢方では「血」を補う方法で春の不調を改善します。「肝」に十分な「血」がないと様々な不調が起こります。「血」を補うこと(補血)により、体力をつけ春の忙しい時期も穏やかに過ごすことができます。まずは血液が不足していないかチェックしてください。
『血液不足タイプ』チェックリスト☑
□ 顔色が悪い
□ 冷え症、手足やお腹が冷える
□ 乾燥肌で、小ジワが気になる
□ 髪にツヤがなく、枝毛・抜け毛になりやすい
□ 疲れやすい、立ちくらみをしやすい
□ 病院で貧血と診断されないが、体調がすぐれない
チェックの項目がいくつか当てはまる方は、血液が不足しています。しっかり血液を補いましょう。補血には「婦宝当帰膠」がおすすめです。また「肝」の不調によるめまいや、目の疲れには「杞菊地黄丸」、イライラしやすいタイプの方は「逍遥顆粒」がおすすめです。